加湿系ユニットの手入れ
加湿系ユニットのメンテについては、以下の3つのケースごとに解説していきます。
・軽度の場合
・重度の場合
・洗っても洗ってもニオイが落ちない深刻な状況の場合
まず、パーツの説明です。
加湿フィルターは、だいたい青か緑の九十九折りの部分をいいます。
上の写真だと丸井部分です。
トレイは、加湿フィルターの下にある水受けの部分をいいます。
補水タンクは、水を供給する部分で、上の写真だと、下の方に写っているタンクのことです。
加湿フィルターが空気清浄機のニオイの原因の多くを占め、メンテもこまめにすべき箇所になります。
実際、説明書には「こまめに水洗いをするとミネラル成分が付着しにくくなり、ニオイの発生するを抑えることができます。」とあります。
でも、なかなか「こまめに」ってできないんですよね。
ニオイが気になって、いざ開けてみると青いフィルターに白い固まりが不着しているという状態になります。
この白い固まりがミネラル成分です。
これは、一度付いてしまうと擦ってもなかなか取れません。
また、フィルターの九十九折りの形状なので、奥の方をこすり洗いするのも難しいし、、、。
ちなみにメーカーの説明書には、「加湿フィルターは分解しないでください」とあります。
分解する場合は、自己責任でお願いします。
で、自分の場合は、分解して掃除するわけですが、フタとなる枠に細い部分がありこれが折れやすいので慎重に外します。
少し力が要りますが、強引にいかないように注意しましょう。
軽度の場合
加湿フィルターをシャワーでようく洗い流します。
加湿フィルターの枠の部分は、内側や外のギザギザの歯の部分等にピンクのカビやぬめりなどが付いてますのでスポンジ等でこすり落とします。
トレイは、底の部分にピンクカビやぬめりが付着しますので、こちらもスポンジ等でこすり水で洗い流します。
補水タンクは、特に何もしなくても良いと思いますが、気になるようでしたらフタの外側の部分をスポンジでこすり洗いする程度で良いでしょう。
重度の場合
加湿フィルターをシャワーでようく洗い流した後。
重曹やクエン酸を溶かした水に浸け置き洗いします。
使用量と時間の目安は以下の通り。
重曹の場合:水1リットルあたり約60グラムで約30分
クエン酸の場合:水1リットル当たり約6グラムで約2時間
いずれのばあいもすすぎは十分にしましょう。
加湿フィルターの枠の部分は、バスマジックリン等の洗剤を使って汚れを落とします。
(説明書にはスプレー洗剤は使わないようにとありますので、くどいようですが説明書に書いていない方法でする場合は自己責任でお願いします。)
枠の内側や外側のギザギザの歯の部分は歯ブラシや綿棒等を使って隅の汚れも落としましょう。
トレイも同様ですが、洗った後、重曹を溶かした水を入れてしばらく放ってから洗い流すと良いでしょう。
すすぎは念入りに。
補水タンクは、少量の水を入れてフタを閉めてから上下に振って中の部分を洗いましょう。
洗っても洗ってもニオイが落ちない深刻な状況の場合
加湿フィルターの耐用年数は10年、抗菌カートリッジは1年となってますが、稼働状況や環境に随分短くなります。
全くニオイが取れない等あれば、思い切って取り替えましょう。
シャープの加湿フィルターは、2000円前後。
純正品でなければ同じ値段で2つ入って来ますので実質半額です。
カートリッジは1000円前後です。
こちらは、シャープの場合、型は一つっぽいですが、念のためご確認ください。
(型番の最後がK1とK2とありますが、1個入りか2個入りかの違いのようです。)
加湿フィルターは青い九十九折り部分だけを売ってます。
粗々にカットしたものなので端の方を無理矢理押し込まないと入らなかったりします。
(純正品でなかったからかもしれません。ちなみに純製品に比べてかなり軟らかい感じです。)
ちょっと曲って入っていても機能的には問題がありません。
抗菌カートリッジの方は、補水タンクのフタの裏側の飛び出た部分を回すだけで簡単に取れます。
ちなみにこのカートリッジを安易に分解しようとしない方が良いです。
嵌め込み式になっているのを無理矢理取ろうとしたら勢いあまって、中に入っている2、3ミリ程度のプラスチック片をばら撒いてしまいました。
やるときは慎重に、です。